こんにちは!ラーメンまこと屋です。
さて、問題です。日本で初めてラーメンを食べたのは誰でしょうか?
……それはTVドラマでもおなじみ「この印籠が目に入らぬか!!」で有名な『水戸黄門』さまです。
正式名、水戸光圀公は、34才で水戸藩藩主となり、その非常に高い手腕から『名君』と慕われ、将軍・徳川綱吉時代の幕府を支えた一人としても知られています。
儒学に熱心だった光圀公は、長崎に亡命していた明国の儒学者「朱舜水(しゅしゅんすい)」を水戸藩へ招きました。
朱舜水は多方面にわたる造詣の持ち主で、自らうどんを打つほどの無類の麺好きであった光圀公に中国の麺を紹介しました。
朱舜水から伝授された麺を自ら作ったそうです。それが日本で初めてのラーメンなんです。光圀公はラーメンを気に入り、家臣に振る舞ったようです。
そして、できるだけ美味しく食べるのに、必ず『五辛』を添えるように勧めました。
五辛とはショウガ、ニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウのことで、中国では、五臓の気を発するといわれています。
当時のラーメンは、れんこんの澱粉から作られた「藕粉(おうふえん)」というものが使われたようです。
これは、古来、唐の時代から麺を打つ時のつなぎとして使用されてきたもので、日本そばでいうところの小麦粉に該当するものです。
さて薬味の五辛を添えた当時のラーメン、どんな味がしたんでしょうね?
しかし、当時はお金や権力がある人だけが口にすることができたラーメン。
日本でラーメンが庶民の間で食べられるようになったのは、明治43年の東京、浅草の『来々軒』が最初と言われています。
現代は、権力や大金持ちでなくても気軽にラーメンを楽しむことができる良い時代ですね。
ラーメンまこと屋では、みなさんが「美味しい!」と言って召し上がっていただけるラーメンを日々探究しています。
一同、笑顔でみなさまのご来店をお待ちしております。
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